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日々学校や雑誌や本から学んだコト。
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知っていて
知らないふりをしたんだ

傷ついていることにさえ
目をつぶっていたんだ

苦しくって
目を開けたら涙が止まらない予感がしたから

ずっと
ぎゅっと
閉じていた

そのあいだに
僕の瞳は
もう輪郭をうまく捉えられなくなっていた。

「他人なんてわからない
 他人なんて信じられない」

そうだ
それは僕が僕自身に言った言葉なんだ

「自分なんてわからない
 自分なんて信じられない」

そう、
自分にずっと放ってきた。

自分で自分を孤独に追いやった
そのことにすら
逃げていたんだよ。


背伸びしていた
もう指先は限界だった

いつまでも無理は続きはしないんだよ
終わりはいつかやってくるね

そう、だから。

この苦しみにもいつか
終わりは来る。

そう、信じてる。

だから
とてもとても痛くて
涙が溢れるけれど


それでもこの傷口をしっかり見つめて。

ぎゅっと、抱きしめてあげよう。
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ボクは嘘をつき続けた

君は気づかなかった。

本当は気づいて欲しかったなんて
矛盾した願望も持っていた。

最後のそのとき
君は微笑んでいった。

そんなのとっくに気がついてたって。

気づかないわけないって。

悲しそうに笑って言った。

「たとえ嘘だとしても
 そのときだけは
 私たちは二人で一つだったから

 それだけでよかったの
 別に、愛してくれなくてもよかった。

 ただ私はあなたが好きだったから
 あなたの嘘にも気づかない振りしたの

 だってすきなんだもの
 だって傍に居てほしかったんだもの

 だから嘘つくあなたに
 嘘ついてた。

 ごめんね。」

あぁ。
そんなにボクは君に愛されていたのか。
そんな気持ちに気づいていなかったのは、僕だ。

だますことに精一杯で
感じることを忘れていたんだ。

まるで自分に主導権があるかのように
まるで君はボクのもののように
そんな風に振舞っていたのは、
だましていたはずの僕のほうだった。

「大好きだった
 愛してた
 ありがとう
 さよなら」

いかないで。

そんな風に口は動いたのに
声がついてこなかった。
知ってるんだ
ボクにそんなことを言う資格はないってこと。

あぁ。
知らなかったんだ。
君がそんなに愛してくれていたなんて。

君をこんなに愛していたなんて。

君の心の中の恐怖を
ボクは洗い流してあげることは出来ない。

ボクは君をとても大切に思う
その気持ちに偽りはないけど

君に何一つ
真実は告げていない。

月日が夢のように流れてく
泣きながらもボクはその道を進むしかない

変わり行く何かは戻せない

変わり続ける君を止めることは出来ない

変わらないボクは
君に寄り添うことが出来ない。

手を取り合って
微笑んで
転寝をして
けんかをして。

一緒に進んだその先の
ここは分かれ道。

君はボクではないし
ましてやボクは君の一部にすらなれなかった

表面を伝うだけの
薄っぺらな雫。

月夜の下
君とさよならをして

朝日とともに
新しい靴に履き替えて
おろしたてのスーツを着て

また日々は過ぎてゆく。

君に染み付いた恐怖を
ボクは洗い流せなかった

君を助けてあげたい
その言葉に偽りはなかったんだけどな。

君にまた一つ
しみを残して

君はまた
新しい川を探して

彷徨うのだろう

この星を。


こんな私に何ができるというのだろう。

こんなちっぽけな私に何ができるというのだろう。

本当は君を支えてあげたいのに
この腕は思った以上に細くて

私の心は思った以上に弱くて。

知っているよ
君だって弱いこと
君は私以上に弱い
けれどそれを包み隠している。

本当はもっとわかってあげたい
たくさん抱えてあげたい

だけど私の心は狭い
涙腺はもろい
君のために泣く前に
私の涙の決壊はあっという間に訪れる。


ごめんね
もっと私に力があったなら

もっと私が強かったなら

君に悲しい思いをさせることもなかったよ
泣くのは私だけで十分なのに

どうして私は
人の涙まで
作り出してしまうの?

明日君が
私の目の前で笑ってくれても
それが強がりだって
私にはわかるから

その笑顔は何よりも
私の心を突き刺すの。


君は気づいていないんでしょう

君がどんなに弱いかを

私がどんなにもろいかを。


その強がりは
私を守る手段じゃない。

見せる弱みこそ
私への本当のメッセージ。

君は忘れてしまうの?

「ボクは忘れたいんだ」


君の中の僕の存在を
消えないように
もがいている。

「早く消えてくれないか
 君がここにいると苦しいんだ
 僕の心の中にいると
 ボクは泣きたくてたまらなくなる」

何かを変えるためだけに今
泣くことができたら。

「涙が止まらない
 君がスイッチを入れたまま立ち去ってしまったんだ
 ボクはこれをどうやってとめたらいいかわからない
 わからないんだ」

見て欲しいんだ。

「どうして君を見てしまうんだ?
 もう君は帰ってはこないのに」

探り合うほどに
互いに淋しくて

「今も探してる
 答えのない課題をずっと解こうとしている」
 
信じていたい
あの時感じていた
あの思いを

「信じていたかった」
 
ボクがけしかけたともし火で
君の声その手思い出す
そんなボクを笑い飛ばしてよ

「無くしてから気づいたんだ
 無くした途端愛おしくなるんだ
 あぁ
 こんな馬鹿なボクを
 大きな声でののしってくれればいいのに」



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